当日の 講演者、司会者 をご案内します。
オープニング・PMI日本支部について

浦田 有佳里 PMI日本支部副会長<プロフィール>
PMI日本支部副会長の他、ミッション委員会委員長、地域サービス委員の活動を行っている。
内閣府や環境省にてグリーン&デジタル人材として、活動。様々な自治体で地域の支援を行っている。また、国の研究所にてサイバーセキュリティのトレーニング企画やマネジメントを行う。
講演 I ~『SDGsスタートアップ』の紹介と活動の軌跡~ Why SDGs?とWhat is SDGs?のその先へ
稲葉 涼太 PMI日本支部 理事、SDGsスタートアップ研究分科会 代表、 株式会社Flexas Z ディレクター
<プロフィール>
大手SIer、大手コンサルティング会社を経て、人事・ITコンサルティング会社の設立メンバーとなる。
専門は人事業務、人事システムITコンサルティング、プロジェクトマネジメント支援やアジャイルコーチ、SDGs事業支援を行う。
またパラレルキャリアとして、キャリアコンサルティング、SDGs普及促進ワークショップの講師、大学で社会課題解決プロジェクトの講義、SDGsオンラインフェスタの共同主催などを幅広く行う。
<講演概要>
SDGsの重要性が提唱されていますが、『実際に事業として行う』の浸透は道半ばです。
私たちは多くの企業等で、SDGsへの取り組みを始めても効果的な推進が出来ていない状況にあるという課題認識を持っています。
SDGsで解決を目指す様々な社会課題は複雑な社会状況の影響を受けるため、「誰のために、どのような価値を提供するべきか」を初めから定義することは困難です。
特に立上げ期においては、従来型の事業計画を策定しても必ずしも成功するとはいえず、計画段階から中々進まないことが課題と捉えています。
その課題認識のもと、PMI日本支部が内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の中に設立した「SDGsスタートアップ研究分科会」では、仮説検証を繰り返しながら段階的に顧客ターゲットとソリューションを確定する「SDGsスタートアップ方法論」を考案し、バージョンアップをしながら過去4年間で90団体近くの法人に方法論の普及促進を行ってきました。
本講演では私たちの活動紹介と「SDGsスタートアップ方法論」の有効性についてご紹介します。
講演 II 「SDGsスタートアップ手法の守・破・離~地域課題解決プラットフォームriverの構築~」

小坪 拓也 氏 企業版ふるさと納税コンサルタント
river認定講師
奈良県企業版ふるさと納税連絡協議会アドバイザー
<プロフィール>
2009年より大手メーカーにて新規事業の立上げに従事。2017年11月より 個人版ふるさと納税関連のIT企業に参画し、社長直下で新規事業の立上げなどに携わる。2019年10月より、企業版ふるさと納税サービス「river」「ふるさとコネクト」の立上げを開始し、同時に企業版ふるさと納税専門のコンサルタントとして従事。
<講演概要>
SDGsスタートアップ手法を学び実践し、壊し、自団体の事業に合わせてカスタマイズしていった過程を紹介します。
その流れは、茶道の守・破・離に通ずるものがあると感じており、照らし合わせながら解説していきます。
4種のステークホルダーとその情報を1つのプラットフォーム上に集め、連携させることで、全国で同時多発的に地域課題解決プロジェクトが生まれています。その過程と実績、ポイントにご興味のある方はぜひご参加ください。
講演 III 「北近畿における地域課題の解決による地方創生」
内海 康雄 氏 舞鶴工業高等専門学校 校長 (一社)持続可能で安心安全な社会をめざす新エネルギー活用推進協議会 会長 NPO AMATERAS 会長<プロフィール>
1955年生まれ。宮城県出身。2018年4月から舞鶴工業高等専門学校校長、工学博士。
専門分野は、都市・建物の環境・エネルギーについての理論・実験・シミュレーション、地域のスマートコミュニティ構築(含む地方創生、SDGs、スタートアップ) 、地域と連携した技術者人材の養成。
宮城県行政評価委員会政策評価部会委員(2015~2018)第1分科会長、京都府舞鶴市総合計画審議会(2019、2020、2022)座長、ISO/TC163(建築環境における熱的性能とエネルギー使用)/SC1(試験と測定の方法)/(2020~)国内対応委員会委員長など。
<講演概要>
北近畿においては中山間地・沿岸地域で少子高齢社会、人口減少が深刻化しつつあり、様々な課題が顕在化している。舞鶴高専は舞鶴市、PMI日本支部、KDDIほかと協働して、諸課題に対応している。一例として舞鶴市の小規模河川の水位監視システムの開発と社会実装を紹介する。
4年間の活動を通じて、北近畿の20余の産学公金民報のステークホルダーが参加する地域プラットフォームを構築している。これを基にして、新たにトヨタ財団の助成を受けて「まいづる未来の海プロジェクト」を進めており、その活動を説明する。自ら課題を発見・解決して、生活の質の高い持続的な地域社会を実現するために多くの課題に取り組んでいる。
PMI日本支部と共に、全体的に開発・活用してきたスタートアップ手法を紹介する。聞き取り調査と地域経済循環分析などによる地域の実態把握から始まり、各課題について、リーンキャンバス、ロジックモデル、ベネフィットリストなどを作成して、プロジェクトマネジメントを実施する一連の流れがある。
講演 IV 「SDGs事業評価の考え方」
三木 章義 SDGsスタートアップ研究分科会 ビズフォリオ合同会社 代表社員<プロフィール>
日系Sierでシステムコンサルティングに従事。企業における業務改革やBPR(業務のリエンジニアリング)、ビジネスモデルのトランスフォーメーション、プログラム/プロジェクトマネジメント等を支援。
2016年にビズフォリオ有限責任事業組合を設立。2021年より合同会社に形態を変更。「マネジメント・サイエンスを活用して価値創造の変革に貢献」を経営理念に、セミナーやコンサルティングサービスを提供している。
PMI日本支部のSDGsスタートアップ研究会ではSDGs事業の評価手法を主に研究している。
<講演概要>
SDGsスタートアップ研究会では、企業・団体におけるSDGs事業の立ち上げを支援しています。開始当初から事業成功には事業評価が重要との課題認識があり、研究会内で評価手法検討チームを立ち上げSDGs事業における評価手法について検討を重ねてきました。
本講演では、評価チームの検討成果である、評価モデル及び評価基準についてご説明いたします。実用化を目指しまだ検討中ながらも、プロセスおよび活動結果、成果、社会的インパクトからなる評価モデルとモデル内で用いられる評価基準・指標に関して、その検討の現状をお伝えいたします。
SDGs事業を始めたがうまく推進できずに悩んでいるご担当者の手助けになれば幸いです。
座談会
江川 健次郎 氏 有限会社ウイルパワー代表 一般社団法人ジャパン・リサイクル・アソシエーション代表理事 一般社団法人家財整理相談窓口理事<プロフィール>
岡山県倉敷市、香川県丸亀市にてリユースショップ「リユースマン」を運営、発展途上国への中古品輸出事業を展開。循環ビジネスの存在価値を高め、資源循環による“元気で優しいまちづくり”を実践している。
木田 徳彦 氏 株式会社インフォテック・サーブ 代表取締役 一般社団法人ソフトウェア協会 理事 人材委員会副委員長 一般社団法人iCD協会 常任理事 企業支援委員会委員長<プロフィール>
三菱商事と日本IBMの合弁IT企業を経て、1998年にIT教育用教材の開発と出版、IT研修事業を展開するインフォテック・サーブを設立。2011年に代表取締役就任とともに、組織のIT人材育成施策の支援にも事業を広げ、2014年にソフトウェア協会の理事、2018年にiCD協会の常任理事に就任。その間、情報処理技術者試験制度への提言や普及活動を継続するとともに、IT業界全体の人材育成や評価、スキル標準の活用に携わり、現在に至る。
今野 晴天 PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会<プロフィール>
横浜市在住(岩手県奥州市出身)。
地方への貢献やSDGs事業に興味を持ち2021年4月からSDGsスタートアップ研究分科会に参加。ウイルパワーのアドバンスコース支援を担当し、今年で2年目。
現職では東芝エネルギーシステムズで再生可能エネルギー発電事業に従事。自身もリーンスタートアップ手法を活用し社内ビジコンへの応募や新規事業立上げに奮闘中。
塙 隆善 PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会副代表 日本アイ・ビー・エム株式会社ラーニング・コンサルタント<プロフィール>
1982年に日本アイ・ビー・エム株式会社に入社し、金融のお客様案件を中心にPM職を長く経験後、現在は社内の人材育成組織に所属し、ラーニング・コンサルタントとして研修運営を担当。セカンドキャリアはラーニング系と定め、学びのメカニズムを探究すべく認知科学分野の大学院・修士課程に進み2020年に修了。2020年からSDGsスタートアップ研究分科会に参加し、スタートアップ方法論の改善やSDGs事業のPM支援及び副代表を担当。ウェルビーイング・リテラシーの啓蒙に関する社会貢献がライフテーマ。
総合司会
志村智子 PMI日本支部SDGsスタートアップ研究分科会