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講演内容・講師プロフィール

遠藤 傑（えんどう すぐる）様　〔NTTコンピュータ＆データサイエンス研究所　Ph.D.　Researcher〕

量子コンピューター研究の最前線とプロジェクトマネジメント


　リアルタイム配信日時　 
2022年11月13日（日）15:15～16:15
 
　講演概要　 
　皆さんは量子コンピュータについてどのようなイメージをお持ちでしょうか？
物質を構成する原子や電子などの「量子」の持つ性質を利用して情報処理を行うコンピュータ、それが量子コンピュータです。次世代コンピュータの本命故に、多くのテクノロジー企業が開発にしのぎを削っています。
　遠藤さまは量子コンピュータの計算エラーを抑える「量子エラー抑制法」の実用的な手法を世界で初めて提案されました。そして、機械学習や広範な量子系のシミュレーションを実行できる汎用的なアルゴリズムも考案、量子コンピュータの実用性向上に大きく貢献されました。
　今回の講演では、量子コンピュータの研究の最前線と、それに付随したマネジメントや研究現場での苦労など、新たな世界を切り開く過程での逸話をお話しいただきます。量子力学の世界で繰り広げられている圧倒的なスケールのプロジェクトを体感してください。

　講演者プロフィール　 
NTTコンピュータ＆データサイエンス研究所
革新的コンピューティングアーキテクチャ研究プロジェクト
コンピューティングデザイン研究グループ　所属
 
オックスフォード大学博士課程在学中から現在まで、中規模で計算エラーの大きいNoisy Intermediate –Scale Quantum(NISQ)コンピュータのアルゴリズムと、計算エラーを抑制する方法である量子エラー抑制法を研究し、執筆した論文の総引用数は3000件を超える。
現在は誤り耐性量子計算とNISQ 計算の狭間の領域にも興味があり、精力的に研究中。

2022年　PMI Future 50 受賞
2021年　Innovators Under 35 Japan受賞（MITテクノロジーレビュー主催）
2020年　NTT入社
2019年　University of Oxford, department of materials 卒業


式町講師（11月13日からアクセスできます）