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SDGsスタートアップセミナー ~SDGsを学んだあとのSDGs実践に向けて~

セミナー概要・講師プロフィール

SDGsスタートアップセミナー 
~SDGsを学んだあとのSDGs実践に向けて~

ご好評につき定員を200名に増員いたしました。


内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の分科会としてPMI日本支部が立ち上げた「SDGsスタートアップ研究分科会」による、SDGsスタートアップ方法論でのSDGs新規事業立ち上げのためのセミナーを開催します。

今まで学んできたSDGsのコンセプトを盛り込んだ新しい事業を実際に立ち上げるために参考となる手法を学べるセミナーです。

「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」とは   


内閣府主導のもと、SDGsの国内実施を促進する為の官民連携の場として設置された、地方自治体、企業、NPO、大学などの交流・マッチングプラットフォームです。

地方創生につなげるための具体的な事業の創出やその事業を官民で連携して促進することを目的とする「分科会」が44件(2020年11月20日現在)活動しています。

「SDGsスタートアップ研究分科会」とは  


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SDGsで策定した様々な社会課題の解決にあたっては、現代の複雑な社会情勢の影響により、「誰のために、どのような価値を提供するべきか」を事業計画の立ち上げ時から正しく定義することは困難であり、従来型の事業計画を策定しても必ずしも成功するとは言えません。

それを解決するために、2019年10月に「SDGsスタートアップ研究分科会」が発足し、仮説検証を繰り返しながら段階的に顧客ターゲットとソリューションを確定していく「SDGsスタートアップ方法論」を提唱しました。

当分科会では、
 ①研修・ワークショップでSDGsスタートアップ方法論を学ぶベーシックコース
 ②実際のSDGs事業を支援するアドバンスコース
を開設し、参加者の皆様のSDGs事業推進を支援しています。

セミナー概要   


本セミナーでは、SDGsスタートアップ研究分科会から「SDGsスタートアップ方法論」の概要に関する講演(講演Ⅰ)と、「実際のSDGs事業の支援を通して感じた本方法論の利点や課題」に関する講演(講演Ⅱ)を実施します。

さらに、これらの講演に続いて、実際のアドバンスコース参加の2団体により、「SDGsスタートアップ方法論の具体的な実践事例」について、ご講演頂きます(講演Ⅲ、講演Ⅳ)。

セミナーの最後では、アドバンスコース参加4団体(舞鶴高専様、カルティブ様、ウイルパワー様、三密教会様)とPMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会のモデレータによるパネルディスカッションを開催します。

これらの講演を通して、SDGs事業の立ち上げや推進に関する知識を短時間で学ぶ事が可能ですので、是非ご参加ください。

アジェンダ   



14:00-14:10 オープニング
14:10-14:50 講演I 『SDGsスタートアップ方法論』の提唱
14:50-15:20 講演II リーンスタートアップ実践者によるSDGs事業立ち上げ支援の取り組み
15:20-15:30 休憩
15:30-15:50 講演III 埋もれている地域資源(人・モノ・思い)の価値を創出する“サーキュラーエコノミー“の実践
15:50-16:10 講演IV 「今・ここ・私」多様性が持続のヒント
16:10-16:50 アドバンスコース参加団体によるパネルディスカッション
16:50-17:00 クロージング

講師プロフィール


オープニング  挨拶

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片江 有利 
PMI日本支部会長




講演 I  『SDGsスタートアップ方法論』の提唱

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稲葉 涼太
PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会 代表
株式会社Flexas Zゼネラルマネージャー


<講演概要>
SDGsの重要性が提唱されていますが、多くの企業等でSDGsへの取り組みを始めても効果的な推進が出来ていない状況にあると考えます。SDGsで解決を目指す様々な社会課題は複雑な社会状況の影響を受けるため、「誰のために、どのような価値を提供するべきか」を初めから定義することは困難です。
特に立上げ期においては、従来型の事業計画を策定しても必ずしも成功するとはいえません。
その課題認識のもと、PMI日本支部が内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の中に設立した「SDGsスタートアップ研究分科会」では、仮説検証を繰り返しながら段階的に顧客ターゲットとソリューションを確定する「SDGsスタートアップ方法論」を考案し、バージョンアップをしながら過去3年間で70団体以上の法人に方法論の普及促進を行ってきました。
本講演では「SDGsスタートアップ方法論」の有効性についてご紹介します。

<講演者プロフィール>
大手SIer、大手コンサルティング会社を経て、人事・ITコンサルティング会社の設立メンバーとなる。
専門は人事業務、人事システムITコンサルティング、プロジェクトマネジメント支援やアジャイルコーチ、SDGs事業支援を行う。
またパラレルキャリアとして、キャリアコンサルティング、SDGs普及促進ワークショップの講師、大学で社会課題解決プロジェクトの講義、SDGsオンラインフェスタの共同主催などを幅広く行う。


講演 II   リーンスタートアップ実践者によるSDGs事業立ち上げ支援の取り組み 

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藤村 新 氏
クラスメソッド株式会社 CX事業本部 グローバル事業部 部長


<講演概要>
リーンスタートアップ手法を使ってWeb系の新規事業開発に取り組んてきた私が、SDGsスタートアップ研究分科会アドバンスコースにおいて、ウイルパワー様支援プロジェクトのPMとして取り組んできたこと、支援活動を通して感じた課題(リーンスタートアップとのアプローチの違いなど)、そこから得られた学び、今後の取り組みなどについてお話しします。

<講演者プロフィール>
・CSP-SM(認定スクラムプロフェッショナル-SM)
・CSP-PO(認定スクラムプロフェッショナル-PO)
・Agile Japan 2015 登壇
・Regional Scrum Gathering Tokyo 2015,2016,2020,2021 登壇
・DevOpsDays Tokyo 2019, Taipei 2019 登壇
・Developers Summit 2020 登壇
現職ではベトナムとのモダンオフショア開発実践、アジャイルコーチ。


講演 III  埋もれている地域資源(人・モノ・思い)の価値を創出する“サーキュラーエコノミー“の実践   

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江川 健次郎 氏
有限会社ウイルパワー 代表取締役
一般社団法人ジャパン・リサイクル・アソシエーション代表理事


<講演概要>
経済と言えば、「生産・消費」の一辺倒で経済発展してきているが、豊かな生活を取り戻す為には、循環社会の形成が不可欠である。
そのためには、循環ビジネス(静脈産業)を発展させる必要があるが、社会的認識や存在価値が低い状態である。
そこで、市民の誰かのために役立ちたい思いを不要品・廃棄資源を通じて、障がい者や高齢者の仕事を創出する活動を行うことで、循環ビジネスの存在価値を高め、地元を元気に住みやすい街に変えるプロジェクトの実践報告をもとにお話しします。

<講演者プロフィール>
2020年環境省グッドライフアワード「環境と福祉賞」受賞。
2021年香川県「環境配慮モデル事業所」認定。
2021年「おかやまグッドライフアワード」受賞。
岡山県倉敷市、香川県丸亀市にてリユースショップ「リユースマン」を運営。発展途上国へ日本の中古品を輸出。循環ビジネスの存在価値を高め、「リユースすることがカッコいい」社会を目指している。


講演 IV   「今・ここ・私」多様性が持続のヒント  

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淺田 慈照 氏
三密教会
高野山真言宗 大師教会和歌山教区 三密教会長


<講演概要>
空き家は深刻な問題ですが、空き家を再び住居として使用する場合、再生にかかる費用は、概ね放置年数に比例して多額になります。早期の空き家活用が、不動産を負動産にしない方法です。全国の空き家の課題解決を図るモデル取組として、共同住居への転換を提案し、不動産管理者並びに入居者サポートをおこなっています。戸建て空き家をハウスシェア(共同住宅)へ、空き部屋をルームシェア(下宿)へと転活用しました。共同生活をする上で、SDGs理念をハウスゴールに採用しました。
異郷・異世代・異文化の個人、それぞれを尊重した空間運営の実践例となりました。
活用実施とその効果から、ジェンダー平等の社会実現するためにも、社会に対して違和感を抱く女性群(LBTQ+)や経済的弱者の女性を対象に、空き家や空き部屋を活用する事業を支援します。まちの活性化は住民の満足度に比例します。これまでの空間利用と、今後の運用をお伝えいたします。

<講演者プロフィール>
和歌山県那智勝浦町出身。
高野山大学大学院博士課程単位取得後退学。高野山真言宗本山布教師。
平成24年女性僧侶育成機関「三密教会」を立ち上げ、現在は独居女性の支援と、空き家・空き部屋の活用啓発をおこなっている。
令和2年度国土交通省「空き家対策の担い手強化・連携モデル事業」全国共通課題解決の実施事業者。
「個人の満足が社会活性の核」「一人ひとりが主役」を信条にSDGs活動をおこなっている。


アドバンスコース参加団体によるパネルディスカッション 

パネラーのご紹介

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内海 康雄 氏
舞鶴工業高等専門学校 校長

<パネラープロフィール>
2020年~ ISO/TC163/ SC1 国内対応委員長
2011年~2015年 大学改革推進等補助金「東北地域の産業復興を行う技術者人材育成」担当責任者
2009年~2012年 文部科学省戦略推進費「地域再生人材創出拠点の形成-PBLによる組込みシステム技術者の養成」担当責任者
1984年~2018年 宮城高専に勤務、再編により仙台高専に勤務
1984年東北大学工学研究科建築学専攻 工学博士
専門分野は、都市・建物の環境・エネルギーについての理論・実験・シミュレーションと地域の技術者人材の養成

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小坪 拓也 氏
株式会社カルティブ
企業版ふるさと納税コンサルタント/river認定講師奈良県企業版ふるさと納税連絡協議会アドバイザー

<パネラープロフィール>
2009年より大手メーカーにて新規事業の立上げに従事。
2017年11月より 個人版ふるさと納税関連のIT企業に参画し、社長直下で新規事業の立上げなどに携わる。
2019年10月より、企業版ふるさと納税サービス「river」「ふるさとコネクト」の立上げに従事。
2022年1月 PMI日本支部等と連携した『eスポーツでいい里づくり事業』が内閣府『地方創生SDGs官民連携優良事例』に選定される。
地域創生×SDGs×ファンドレイジングを軸にキャリア形成中。家族との時間を大切にしながら事業運営していくことを心がけています。

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江川 健次郎 氏
有限会社ウイルパワー 代表取締役
一般社団法人ジャパン・リサイクル・アソシエーション代表理事


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淺田 慈照 氏
三密教会
高野山真言宗 大師教会和歌山教区 三密教会長




クロージング

2022年度SDGsスタートアップ分科会の説明


総合司会

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國枝 善信 氏
PMI日本支部 中部ブランチ 地域ソーシャルマネジメント研究会 代表