「次世代・次々世代に繋ぐスマートシティを考える ~国際比較からの示唆」
日時
2021年11月7日(日)14:00~15:00
講演概要
現在、世界各国でスマートシティの導入が急ピッチで進められています。これは、2050年には人口の約7割が都市に集中するという国連の予測を受け、交通渋滞、環境問題、エネルギー不足、食糧不足、医療介護・教育等のサービス供給不足等、都市に集中する社会課題を先端デジタルテクノロジーの力で解決しようという思考に基づくものです。
日本でも、過去 10 年余の期間にスマートシティの全国的な導入が進められてきました。とりわけ、昨今の新型コロナウィルス感染拡大を機に、テレワーク、オンライン教育、オンライン診療等、社会のデジタルトランスフォーメーションが急務となり、スマートシティはデジタルガバメントと並ぶ重要なデジタル化政策となっています。
では、日本のスマートシティはどのように現在の市民(わたしたち)と次世代・次々世代(わたしたちのこどもや孫の世代)の幸福実感の向上に役立つのでしょうか?国としても、利便性や効率性だけではない、市民のWell-Beingの向上こそが、スマートシティの最終ゴールだと位置づけていますが、まだ見えないことも少なくありません。今回は、その筋道をみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
講演者プロフィール
地球環境と市民が共存し、誰もが幸福になれるグリーン&デジタルなまちづくりに従事。
一般社団法人スマートシティ・インスティテュート理事、三菱UFJリサーチ&コンサルティング専務執行役員、規制改革推進会議専門委員(農林水産WG)、産業構造審議会委員(産業保安基本制度小委員会)、総務省独立行政法人評価制度委員会委員、IPAデジタルアーキテクチャ・デザインセンター・アドバイザリーボードメンバー、世界経済フォーラムC第四次産業革命日本センターフェロー、東京データプラットフォーム協議会委員、浜松市フェロー兼官民連携データプラットフォーム運営委員会副委員長、鎌倉市および東広島市スーパーシティアーキテクト、京都大学経営管理大学院客員教授、東海大学客員教授、タリン工科大学客員教授、ロイヤルメルボルン工科大学シニアフェロー、国際大学GLOCOM上席客員研究員。産業技術総合研究所客員研究員(人工知能研究センター)