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[講演概要]アカデミック講演

A-07 帰属意識はいかに学習コミットメントを高めるのか - 全寮制環境における実証分析 - / 「Software 2.0」実装におけるアジャイルと計画駆動PM方法論教育の実践:テスラ社の自動運転技術ケーススタディと社会実装に向けた学生の考察

アカデミック講演

【講演概要】
こちらではアカデミックスポンサーからの2つの講演を公開しています。


①帰属意識はいかに学習コミットメントを高めるのか - 全寮制環境における実証分析 -

本講演では、大学生における帰属意識と学習コミットメントの関係について、東京理科大学の全寮制の長万部キャンパスの事例をもとに紹介します。一般に寮生活はコミットメントを高めると捉えられがちですが、本講演では、その効果が単純に生じるものではない点に着目します。分析から、共同生活そのものよりも、日常的な雑談や相談といった非公式な相互作用のしやすさ、すなわち「関係の密度」が重要な役割を果たしていることが見えてきました。さらに、このようなコミュニティは新しい環境への適応を支え、学習への主体的な関与にもつながっていることが示唆されます。本講演ではこれらの知見を踏まえ、組織におけるコミットメントを高めるためのコミュニティ設計のヒントについて考えます。

②「Software 2.0」実装におけるアジャイルと計画駆動PM方法論教育の実践:テスラ社の自動運転技術ケーススタディと社会実装に向けた学生の考察

人間が事前にルールや論理をコーディングする決定論的な従来の手法とは異なり、大量の訓練データからAIが直接学習して確率論的なモデルを構築する「Software 2.0」の台頭は、厳密なスコープ管理と要求管理を基礎としたプロジェクトマネジメント方法論の教育との間にギャップを生じさせる可能性があります。また学生は、このような複雑なシステムのプロジェクトマネジメントにおいて、アジャイル型手法と従来の計画駆動型手法をいつ適用すべきかの区別に苦慮することが予想されます。
本講演では、プロジェクトマネジメント方法論とシステムズエンジニアリングのアーキテクチャ思考を融合させた約10年間の教育実践を基盤とした授業内ワークショップ手法から、上述のAIを基盤としたシステムにおけるPM方法論の境界(有効性と限界)の学生の理解にどう寄与してきたかを整理します。
 具体的には、米国等で既に稼働している自動運転システム(Tesla Full Self Driving System)の事例を通じて学生(社会人、新卒)にタスクに取り組ませた結果を比較し、プロジェクトマネジメントにおけるアジャイルとウォーターフォールのハイブリッド性やアジャイルの限界の思考実験手法を提案します。


【受講で得られること】
本講演から、次の様な知見を得ていただくことができます。


・組織におけるコミットメントが生まれるメカニズム
・エンゲージメントを高める「関係の密度」を意識したコミュニティ設計


・AI(Software 2.0)時代のプロジェクトマネジメントにおける新たな課題と対応策の理解
・テスラ社の事例を通じた、アジャイルと計画駆動型(ハイブリッド)手法の使い分けと限界の習得
・システムダイアグラムを活用した、複雑なAIシステム実装のための実践的な思考プロセスの体得


講演者プロフィール

     

森本 千佳子 氏  東京理科大学 経営学部 国際デザイン経営学科 准教授


博士(システムズ・エンジニアリング)
2022年~現在      東京理科大学 経営学部 准教授, PMP®
2018年~2022年 東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 准教授
2013年~2018年 東京工業大学 情報理工学院 特任准教授
2001年~2013年 TIS株式会社 金融事業本部にてPOとして数多くのトラブルプロジェクト立て直しを担当
1990年 TIS株式会社(当時 東洋情報システム)入社、通信技術開発部配属



今仁 武臣 氏  日本経済大学大学院  経営学研究科  教授


慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科博士課程修了(システムエンジニアリング学)
博士論文「ITプロジェクトにおけるアジャイル型手法に関するマネジメント方法論の研究」 学位記受領代表(2017年)
外資系IT企業、国内大手製造業や社会福祉系のNPO等で多くのプロジェクトマネジメント/PMO業務とプロジェクトマネージャの人材育成に従事。
経営学修士(英国ケンブリッジ大学Judge Business School)、理学修士(大阪大学大学院理学研究科、物理学専攻)、慶応義塾大学大学院 / 北海道大学大学院情報科学研究科 非常勤講師(プロジェクトマネジメント特論)、社会福祉士、タクスフィア株式会社代表



配信


オンデマンド:7月13日(月)~8月31日(月)


※参加申込み(チケット購入)された方は、7月13日以降にアクセスすることができます。