【講演概要 】
PMBOK®ガイドでも第7版から「開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス領域」において開発アプローチも自分たちのプロジェクトの特性に合わせてテーラリングすることが基本となりました。そして、ハイブリッド・アプローチも定義され、テーラリングの対象となりました。理論的には正しいし、うまく適用すればよい価値を生み出せると思います。ただ、残念ながら日本においてはまだまだ、予測型アプローチのみの経験者が多く、適応型アプローチがどんな特性があるのかを十分に理解しないで組み合わせてしまったハイブリッド・アプローチを採用してしまい、うまく価値を生み出せないケースが多々発生しています。ハイブリッドとは、そもそも組み合わせる両方の特性を十分に知っているからこそ価値を生み出せるのです。
適用型アプローチはよくわからないし、いきなり挑戦する自信がない。だったら”とりあえず”自分たちの得意な予測型アプローチとのハイブリッド・アプローチをやってみよう。なんて危険なことを皆さんは実行してしまっていませんか?
どう組み合わせると危険なのか、どうすればその危険を回避できるかのヒントをお伝えしたいと思います。
【受講で得られること 】
開発アプローチのテーラリングで、ハイブリッド・アプローチを選択する場合に注意しなければならない点を明確にし、その解消法のヒントをお伝えします。