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[講演概要]アカデミック講演

A-01 大学教育におけるPM教育の実態調査と授業実施事例

アカデミック講演

【講演概要 】
日本国内の大学・大学院・高専では、PBL(Project-Based Learning)を含むプロジェクトマネジメント(PM)教育が導入されています。しかし、その実態や教育手法に関する体系的な把握は十分に進んでいませんでした。本調査では、PMIのアカデミックスポンサーを対象に、国内のPM教育の現状を明らかにする初の実態調査を実施しました。本講演では、調査結果をもとに、大学におけるPM教育の特徴や課題、今後の改善点について考察し、調査結果の活用方法とPM教育の発展に向けた展望を探ります。
加えて、大学生向けPM教育の具体的な事例として、ビジネスモデル研修の取り組みを紹介します。本研修は、PMI日本支部会員のボランティア協力のもと、大学3年生のゼミナール生を対象に、授業理解を深める特別講義として実施しました。研修で学生は、リーンキャンバスを活用したビジネスモデル構築の方法を学ぶことに加え、社会人とのディスカッションを通じて、プロジェクトの洗練化について実践的に学びました。研修後に実施したアンケート結果を基に、産学連携教育の効果や課題について考察し、今後のPM教育のさらなる発展に向けた示唆を提供します。
 
【受講で得られること 】
1.日本の大学におけるPM教育の特徴や課題
2.大学教育におけるPMI日本支部会員のボランティア活動の事例
3.社会人が大学教育に参画することによる効果
 



講演者プロフィール

 
除村 健俊 氏  サイバー大学 IT総合学部 教授
 
日本IBM 株式会社ではエグゼクティブ・プロジェクトマネジャーとして、ノートパソコン(ThinkPad)の開発をグローバルチームで統括した。社内留学制度により米国Brown 大学大学院Computer Science 学科修士課程修了。その後、株式会社リコーで理事として開発プロセス改革や人事IT システム開発、グローバル人事、環境分野の新規事業開発などを歴任。在職中に、芝浦工業大学理工学研究科博士課程を修了し、芝浦工業大学教授を経て2022 年4 月より現職。企業での経験を活かし、若い人材の育成に熱意を持って取り組んでいる。
 
 
脇谷 直子 氏  広島修道大学 経済科学部 教授
 
現在 広島修道大学 経済科学部 教授、キャリアセンター 次長
地方公務員を経て2006年より広島修道大学にて勤務。情報科学分野の科目を担当するほか、キャリア関連科目や産学連携科目、ほかに学生と「地域つながるプロジェクト」などを行ってきた。ITを活用した地域課題の解決に焦点をあて、調査研究と大学教育に従事。現在に至る。
2006年 広島修道大学大学院 経済科学研究科 経済情報専攻博士後期課程修了 博士(経済情報)

配信


オンデマンド配信:7月14日(月)~8月31日(日)


※参加申込み(チケット購入)された方は、7月14日以降にアクセスすることができます。