【講演概要】
プロジェクトマネジメント人材がビジネス価値やビジネス成果を実現することに対してもっと責任を持っていく必要性が、この10年で特に言われてきており、PMIにおいてもタレントトライアングルのモデルでBusiness Acumenとして示されてきた。アジャイルの考え方がプロジェクトマネジメントのフレームワークの中に統合される中で、ビジネス価値実現の重要性も取り込まれてきている。またベネフィット実現マネジメントの手法も拡充され、どう価値またはベネフィットを実現するかの考え方も深堀されてきている。しかし、問題は、ビジネスの機会や問題に対して、どのように将来像としてのビジネスや業務をデザインするかだ。そしてトランスフォーメーションを担当するプロジェクトマネジャーは、このデザインの問題をアーキテクチャレベルで思考する必要がある。こうした背景を踏まえ、本講演では、トランスフォーメーションの推進者としてのプロジェクトマネジメント人材が、理解し関係者と実践していく必要のあるビジネスアーキテクチャベースの改革推進の考え方を議論する。
【受講で得られること】
本セッションに参加することで、参加者は以下のことについて知識を得て説明ができるようになります。
1. ビジネスアーキテクチャとは何か、またなぜそれはPMにとって重要なのか
2. プログラムマネジメント、ビジネスアナリシス、エンタープライズアーキテクチャなどのフレームワークとの関係や位置づけ
3. ビジネスアーキテクチャ・アプローチをトランスフォーメーション活動にどのように適用するか