イベントトップに戻る

[講演概要]研究報告講演

G-18 生成AIと共に探求するショートケース開発の実践

研究報告講演
人材育成
AI

【講演概要】
生成AIの進展は学習のあり方を大きく変えつつある。本講演では、特にプロジェクトマネジメントを体験的に学ぶための学習コンテンツ「ショートケース」の作成に生成AIを活用した実践について報告する。  

従来、ショートケース作成には膨大な時間と労力が必要であり、質的向上には多大な努力が必要であった。そこで生成AIを用いて効率的な作成を試みた。最初にインタビューの記録をAIに入力し、ケースを生成したところ、短時間で粗いなりにも開発を進めていく土台となるアウトプットが得られた。だが細かなニュアンスのずれが生じるなど、改善点も明確になった。  
次に、フィクション(異世界転生ストーリー)を導入し、感情移入しやすいショートケースの作成に挑戦した。この方法によりストーリー性が向上し、学生受講者の共感と学習効果を高めることができた。  
さらに、生成AIをリアルタイムで対話のパートナーとして活用した学生向けワークショップの実践について挑戦した。  本講演では、これらの実践を通じて得られた「生成AIと共創する学び」の示唆を提示し、新たな学習の可能性を探求する。

【受講で得られること】
本講演では、プロジェクトマネジメントを効果的に体験学習するためのショートケース教材作成における生成AIの活用について具体的な知識を提供します。参加者は、以下の質問に答えられるようになります。  

生成AIをショートケース作成に活用するメリットと、導入時の現実的な課題は何か? AIを用いた教材開発で、感情移入やリアリティのある教材を作成するためには、どのような工夫が必要か。 AIをリアルタイムの対話パートナーとしてワークショップに活用する際、どのような準備や注意が必要か。



講演者プロフィール

     
大西 徹 氏  ナレッジナッジ合同会社 代表社員

クライアント企業のC向けアプリ開発、B向けSaaSプロダクトなどの開発マネジメントを伴走支援を行いながら、大学や専門学校の非常勤講師としても活動。教育現場での経験を通じて提供コンテンツの質向上に努めている。「エンタメ×探求」をコンセプトに、フィクションがもたらす没入感と実践的なプロジェクトマネジメントスキルを融合した学習コンテンツやワークショップを開発・提供中。
PgM、PM、PMOなどのマネジメントロールを多数経験。
PMI日本支部関西ブランチの副代表などを務める。行動指針は「自律したオトナが増えるために、自分は何をすべきか、日々学び実践する」。
愛媛県出身、兵庫県神戸市在住。

講演グループプロフィール


関西ブランチ プロジェクトマネジメント実践研究会


関西ブランチPM実践研究会は、プロジェクト成功率向上とプロジェクト・マネジャーの実践力強化を目的に2007年設立。IT、製造業、エンジニアリングなど多様な業界出身メンバーが、プロジェクトマネジメントの実践事例を「学ぶ・創る・伝える」の三つの軸で活動展開。
「学ぶ」では、アジャイルや、問いのデザイン等をテーマとした勉強会などの実施。「創る」では、ワークショップ実施ノウハウの蓄積、ショートケース作成。
「伝える」では、一般の方および大学生向けにショートケースメソッドなどを活用した実践的事例研修やワークショップを開催。プロジェクトマネジメントに関する実践的知識やスキルの普及促進に努めている。

配信


オンデマンド:7月14日(月)~8月31日(日)


※参加申込み(チケット購入)された方は、7月14日以降にアクセスすることができます。