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M-01 Ike Nwankwo 氏「Transforming Project Management with Generative AI: Unlocking Productivity and Leadership」 The Chair of the PMI Board of Directors
< 基調講演:秋葉原会場>【講演概要】Explore the transformative impact of Generative AI (GenAI) in project management. Learn how early adopters are achieving significant productivity gains and the strategies needed to unlock even greater benefits. PMI's latest research highlights the role of technical skills, continuous learning, and collaboration in fully leveraging GenAI. Discover how project leaders using GenAI extensively are driving efficiency and innovation - empowering you to take charge of your learning, experiment with AI tools, and position yourself at the forefront of change.
M-02 平井 康之 氏「インクルーシブデザインにおけるプロジェクトマネジメント」 九州大学 大学院 芸術工学研究院 教授
< 招待講演:秋葉原会場>【講演概要】インクルーシブデザインは人間中心デザインの一つで、社会課題を対象にプロジェクトのフロントエンドから多様なステークホルダーと共創を行うところに特徴があります。人間中心デザインの実現のために、時には通常のプロジェクトマネジメントでは行わないような方法を取ることもあります。具体的な事例をもとにインクルーシブデザインにおけるプロジェクトマネジメントについてお話しします。
M-03 野村 真実 氏「『ITコーディネータ プロセスガイドライン』改訂の背景」 特定非営利活動法人ITコーディネータ協会 会長
< 招待講演:秋葉原会場>【講演概要】経済産業省推進資格であるITコーディネータは、「ITCプロセスガイドライン」(以下、PGL)をプリンシプルとしています。このPGLを約8年ぶりに全面リニューアルし、2024年3月に発行いたしました。PGLとしては、バージョン4.0でサブタイトルを「デジタル経営推進プロセスガイドライン」と命名しています。この8年で経営環境は大きく変わり、デジタル社会形成基本法(2021年9月施行)の下、今までの常識を捨て、考え方を一変させる必要がありました。ITを利活用して企業の成長をコーディネートするという役割も継承しながら、新PGLではデジタル社会における企業の存在価値そのものを問うことに重きを置いています。そしてそれは一時的な問いではなく、永遠に繰り返されることが重要です。失敗を糧とする「組織学習」、提供価値を検証し続ける「サイクルマネジメント」等によって、これからの変化にもレジリエンスを発揮できるガイドラインになりました。今回はその背景とポイントについて講演させていただきます。最新のプロジェクトマネジメントを学んでいるPMIの方々にこのPGLも副読本として是非ご活用いただければ幸いです。
M-04 沢村 澄子 氏「未完の先へ」 書家
< 招待講演:秋葉原会場>【講演概要】書家・沢村澄子の大作の中から、主に野外インスタレーション作品をスライドショーでご覧頂く。ホワイトキューブと称される美術館やギャラリーで行われる条件一律の展示形態から、野外での作品発表に移る時、天候などを筆頭に、作品をめぐる環境は著しく変化する。そこでの展示を全うするには、結論的に、管理しない管理、展示を揺るがす力を逃がす工夫など、さらに視野の広い、柔軟な制作が必要となる。変化が起こること、予定どおりではないこと、変化を受け入れること、作品作りは「変化をマネジメントする」とも言える。そのため、一つには「欠け」が必要。自身、その作品が完璧にそれそのもので完成されていると、他者が介入すれば、はやその段階で崩壊となってしまう。他者が加わってもなお成立可能な作品を作ること。その「欠け」に参入するもの、「欠け」が孕むものによって、作品が一層豊かで大きなものへ変容する仕組みを自身内部に持っておくことの重要を思う。言い変えれば、常に未完であること。小さな完成(予定調和)を望まず、起こることを常に孕み、好転させ、さらなる大へとどんどん作り変えてゆく英知を自らに養い続けること。恒久的なものなどなく、諸行無常のこの世で、その一瞬一瞬にいかに対処してゆくかが、わたしの活動の根源にいつも据えられている。変化を受け入れ、他者の参入を受け入れることを想定した作品作りについて、お話しできればと思う。
M-05 久保 駿貴 氏「地方発!ベンチャー企業の成長&拡大戦略」 株式会社ABABA 代表取締役社長
< 招待講演:秋葉原会場>【講演概要】本講演では、地方の国立大学発のスタートアップである株式会社ABABAが、累計18億円の資金調達を実現するまでの成長の裏側を明かします。大都市圏に比べて情報・人材・ネットワークにおいて多くのハンデを抱える中、どのようにして事業をスケールさせ、資金調達を勝ち取っていったのか。また、岡山や関西をはじめとした産学官からの支援が、成長のどの局面でどのように活きたのか。地方発の企業だからこそ意識した視点や、地方であることがむしろ強みに転じた経験も交えながら、地域に根ざしたスタートアップ成長戦略のリアルを語ります。さらに、競争が激化する就職活動市場というレッドオーシャンの中で、なぜABABAが挑戦できたのか、その戦略と意思決定のプロセスも共有します。地方から挑むすべての起業家・起業志望者に向けた実践的なヒントをお届けします。
M-06 齋藤 渉 氏「ユーザ企業が持つ「型」と社外に求める「型」 ~ 警備業・関連サービス事業者が目指すIT投資 ~」 ALSOK株式会社 常務執行役員 CIO
< 招待講演:秋葉原会場>【講演概要】各々仕事には必要な「型」(知識・実践力等)があり、仕事を極めるとはさまざまな「型」に触れ/学び/活用し、自分の「型」に落とし込み、汎用性を高めて行くことではないか、と思っています。まずは、AI・クラウド技術等が進展する中、ユーザ企業のIT・サービス部門として、自社が持つべき「型」をどう考えるか。また、その裏返しに、ITパートナーに期待する「型」は何か、をお話しします。次に、そもそも資本投資が持つ意味とは何かを確認。その上で、警備等のサービスを提供する会社のCIOとして、当社が皆さんの協力の下、どのような形でどういう分野/方向に進むべき(と考える)か、を示したいと思います。最後に、ここまでの主旨から少しずれますが/補足的に、時間が許す範囲で私自身が関ってきた「プロジェクト」を紹介しつつ、プロジェクト管理(PM)が企業活動に占める位置づけを考察し、PMという「型」の汎用性(会社経営の重要な要素であること)を確認したい、と思っています。以上のお話が総体として、皆さんの会社業務の推進、あるいは顧客企業の業務を支援する上で、何らかのヒントになれば幸いです。
M-07 神谷 渉三 氏「メンタルヘルスケアにおけるAIと人のハイブリッドサポート」 株式会社I’mbesideyou 代表取締役社長
< 招待講演:リモート>【講演概要】メンタルヘルスは世界的に課題認識されているにも関わらず、十分な解決策が提供されていない状況にあります。今も、毎日世界のどこかで誰かが自殺しています。私がシリコンバレーでAIスタートアップのファウンダーとして成功して、日本初のデカコーンをこの領域で創り出し、アジアの人たちを救う新しい社会インフラを構築することは、息子や家族が幸せに生きられる社会を創るための手段と考えています。 "the best way to predict the future is to invent it"AIが世界を急速に変えていく様を固唾を飲んで眺めるのではなく、AIを活用し当事者として社会をより良くしていきたい。このような信念の下、私が米国シリコンバレーで取り組んでいる、AIと人間のセラピストを融合したメンタルヘルスサービスの概況と、そのサービスが成立する社会的背景と課題、AIの構築プロセス、市場へのアプローチの方法、ビジネスとしての成立のさせ方などについて説明させていただきます。
M-08 島田 由香 氏「働く人の幸せが組織を変える 〜ウェルビーイングの力とは?~」 株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役
< 招待講演:リモート>【講演概要】近年、ウェルビーイングという言葉が注目されていますが、多くの組織では「個人の健康」や「福利厚生」の文脈だけで捉えられがちです。しかし、ウェルビーイングは個人の問題にとどまらず、組織全体の生産性や創造性にも大きな影響を与えます。本講演では、「ウェルビーイングな環境こそが持続的な成果を生む」ことを、実体験を交えてお伝えします。ウェルビーイングを欠いたまま生産性を追求すると、短期的な成果は出せだとしても、長期的には疲弊し、結果的にパフォーマンスが低下してしまいます。では、組織として何ができるのか?リーダーとして、メンバーとして、どのように主体的に関わるべきなのか?お金や経済価値だけでは語れない、ウェルビーイングがもたらす本質的な価値について考えていきます。さらに、実際にウェルビーイングを取り入れることで良い変化が生まれた事例を紹介し、具体的な取り組みやその効果を共有します。皆さんと共に、ウェルビーイングを組織に活かすための第一歩を踏み出す機会としたいと思います。。
M-09 沢渡 あまね 氏「ネガティブ・ケイパビリティおよびプロジェクトマネジメントが果たす役割」 あまねキャリア株式会社 代表取締役CEO
< 招待講演:リモート>【講演概要】内向き、同質、モーレツ……旧態依然の組織文化がもたらすリスクはもはや無視できません。コンプライアンス、ガバナンスといった大きな話でなくても、「いつもうわべだけの行動で終わってないか」、「ここはもっと考えたほうがいいのではないか」、「いまだけ良ければそれでいいのか」といった職場の日常に疑問に感じることはないでしょうか。そんな職場に必要なのが、いま注目を集めている「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念です。ネガティブ・ケイパビリティとは、一言で言えば「答えを急ぎ過ぎない行動習慣」や「なんでもすぐ解決しようとしない能力」です。従来のビジネスでは、問題に対して素早く解決策を見つけ出す「ポジティブ・ケイパビリティ」が重視されてきました。しかし、今日のように複雑で多様な課題が山積する環境では、それだけでは十分ではありません。むしろ、すぐに答えを出さずに、じっくりと状況を観察し、多角的な視点から問題を捉え直す力が必要とされています。プロジェクトマネジメントの視点を踏まえつつ、ネガティブ・ケイパビリティの有用性についてお話しします。
M-10 和田 昌之 氏「トランスフォーメーションを牽引する:社内IT部門の変革ジャーニー」 富士通株式会社 SVP, Corporate Digital 本部 本部長
< 招待講演:リモート>【講演概要】私たちは今、パラダイムシフトの真っただ中にいます。社会や世界のあらゆるものが再定義され、リデザインされ始めており、その変化の中心にあるのがデジタル技術です。経営とデジタルが不可分となる中、社内IT部門への期待は、従来のコストセンターとしての「業務要件に基づきシステムを導入・維持する」、「ITコストを削減する」といった受動的な役割から、如何に「経営とITを一体化し、企業価値を向上させる」かと言う役割へと大きく変容しています。この変革を推進するためには、組織体制やプロセスの変更だけでなく、組織文化そのものの再定義が不可欠です。富士通の社内IT部門であるCorporate Digital Unitは、2020年からグローバルで1つの体制を構築し、グローバルでのITガバナンス強化、システム最適化等のトランスフォーメーションプログラムを推進しています。同時に、そのための、組織のグローバル化、人材の流動性向上、イノベーションを生み出すための文化醸成にも取り組んでいます。本講演では、IT企業におけるIT部門として、私たちがこれまで歩んできた変革の道のり、そして得られた教訓を共有させていただきます。変革の途上にある私たちの経験が、皆さまのトランスフォーメーションの一助となれば幸いです。
M-11 Ashutosh Singh 氏「プロジェクトマネジメント、イノベーション、ウェルネスでつなぐ天竺(インド)と日本の未来」 一般社団法人パタンジャリ・ジャパン・ファウンデーション 代表理事&チーフ世話オフィサー
< 招待講演:リモート>【講演概要】現代のプロジェクトマネジメントは、単なる納期管理や予算調整にとどまらず、産業や社会、さらには文化の在り方までも変革する原動力となっています。本セッションでは、倫理的イノベーションと異文化のシナジーを融合させ、経済的価値と人間の幸福を同時に実現するエコシステムの構築事例を紹介します。まず、プロジェクトリーダーでありウェルネス実践者としての実体験をもとに、単なる製品開発やサービス提供ではなく、「ゼロストレス・ゼロうつ・ゼロ自殺」というビジョンを実現するための持続可能な仕組みづくりを解説します。ウェルネスサービス、スキル育成、エシカルな起業による手仕事ブランドなどがどのように組み込まれているかを共有します。さらに、インドと日本の働き方文化の違いとその融合(シナジー)にも焦点を当てます。意思決定のスタイル、時間に対する感覚、コミュニケーションの取り方などの違いを乗り越えるための具体的な方法を、現場での事例を交えて紹介し、両国の強みを生かすことで、多様なチームで成果を最大化する道筋を示します。最後に、著書『Where is the Spoon?』から、構想から実行までを体系化する「実行力の哲学」を紹介。PMBOKやアジャイルなどのフレームワークに加え、「思考の明確化」、「習慣の継続」、「行動の勇気」といった人間的資質の重要性にも触れます。
M-12 石崎 浩之 氏「マレーシアからの視点で見るグローバル教育&ビジネスと国際キャリア形成」 マレーシアBrainstorm SEA, Inc. 創業者兼マネジングディレクター
< 招待講演:リモート>【講演概要】このセッションでは、まずマレーシアでの国際ビジネス及び人材育成に携わる現場視点に基づいて、海外生活の面白味と困難、それを通して見える日本の魅力と問題点をご紹介します。これを出発点に、ボーダーレス化・流動化が進むビジネス環境において、自分の人生というプロジェクトを如何にマネジメントするか、参加者の方々とインタラクティブなディスカッションを行います。【アジェンダ】1. 自己紹介:国際キャリア形成の事例2. 世界で最も魅力的な国である日本、それは外から見た方が良く解るという矛盾:国境を飛び越えてチャレンジしてみる機会を如何に創り出すか3. マレーシア及び海外視点で見る日本企業に対する危機感と、その先にあるチャンス:マネジメントスキル習得の価値ディスカッション(1):参加者の方々における国際ビジネス・教育の関心事項4. 世界のエンジニア育成基準:ワシントンアコード11スキル項目5. 急速に進化する海外の教育手法:アクティブラーニングとIndustry-ready graduate、そして社会人教育6. 生涯学習・リスキリング:自己SWOT分析、およびプロジェクトマネジメントスキルの重要性ディスカッション(2): 自分ならではのキャリア形成手法についての検討