2024年12月度 月例セミナー
技術者倫理教育で実現する組織の価値向上
~ 持続的成長と競争力強化のための戦略的投資 ~
講演の趣旨
AI、IT技術開発の急速な進歩に伴い、技術者は倫理的課題にも対応が必要となり、しかもその内容は複雑化しています。
技術者への倫理教育は、組織の持続的成長と競争力強化にも寄与し、技術者が適切な判断を下すための基盤ともなります。
今回は「技術と経営の融合」をテーマに新たな価値創造を目指して活動されている鈴木講師(技術士:機械部門)をお招きし、その具体的手法も交えて、技術者倫理教育の重要性をお話しいただきます。
講演の概要
本講演では、技術者倫理教育が組織の持続的成長と競争力強化に果たす重要な役割について解説します。
技術の急速な進歩に伴い、技術者が直面する倫理的課題が複雑化している現状を分析し、従来の倫理観では対応しきれない新たな問題が生じていることを指摘します。これにより、技術者倫理教育の緊急性と重要性を明らかにします。
効果的な技術者倫理教育の具体的手法について、実際の事例を用いたケーススタディの活用法や、各階層に適した教育プログラムの設計に関する独自の知見を共有します。また、技術者倫理教育が組織にもたらすメリットについても提言します。
本講演を通じて、技術者倫理教育が単なる形式的な取り組みではなく、組織の未来を左右する戦略的投資であることを認識していただきます。自組織での技術者倫理教育の実践に向けた具体的なアクションプランを考える機会も提供します。
特にプロジェクトマネジメントを推進する皆さまには、技術者倫理教育の重要性を再認識し、プロジェクトの成功と組織の持続的成長に活かしていただきたいと思います。技術者倫理教育の講師としての経験と実践的アプローチにより、参加者の皆様に新たな気づきと行動の変革をもたらすことを期待しています。
アジェンダ
技術者倫理教育の重要性と組織への影響
効果的な技術者倫理教育の具体的手法
技術者倫理教育が組織にもたらすメリット
自組織での技術者倫理教育の実践に向けて
まとめ
講師プロフィール
鈴木 敬一(すずき けいいち)様
鈴木技術士事務所 代表
2023年まで、電機メーカーにて、主に紙幣識別装置の製品開発及び機構設計に従事。2012年から2014年にかけて、ドイツに駐在し、海外顧客への技術支援や折衝などを経験した。帰国後は、この海外経験を活かし、設計・開発業務と並行してアジア圏を中心とした現地調査や技術支援を行ってきた。
近年は、プロジェクトリーダーとして設計開発だけでなく、調達先との技術的な交渉及び調整、製品企画や原価管理、国内外の顧客との折衝や技術支援業務にも携わっている。
現在は、AKKODiSコンサルティング株式会社にて、エンジニア向けの研修開発やインストラクターとして技術者の育成に注力している。
また、複業として技術士事務所を開業し、技術経営コンサルタントとして活動している。
さらに、執筆活動や講演活動なども行っており、「技術と経営の融合で、新たな価値を創造する」をモットーに、日本の製造業の発展を目指している。