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3.講演内容・講師プロフィール

【講演No.8】PM Award最優秀賞受賞者 2編

【講演No.8】PM Award 2024 Small and Medium 部門、Large 部門の最優秀賞受賞者

Small and Medium 部門での最優秀プロジェクト賞
リハビリテーション分野に特化した生成AIソリューションの開発 


Large 部門での最優秀プロジェクト賞
SOP(Seiho Open-Innovation Project)~企業年金の制度管理事務における生保共通プラットフォームの構築~ 



 リアルタイム配信日時  
2024年11月10日(日)12:45~13:45
 




【PM Award 2024におけるSmall and Medium 部門 最優秀プロジェクト賞】
 プロジェクト名:リハビリテーション分野に特化した生成AIソリューションの開発
 プロジェクト実施主体:医療法人生和会グループ MR&S有限会社 SDX研究所、株式会社Pleap、医療法人せいわ会 彩都リハビリテーション病院、医療法人せいふう会 川西リハビリテーション病院
 講演者:医療法人生和会グループ SDX研究所 所長 大門 恭平(おおもん きょうへい) 様



 講演概要  
 本講演では、医療法人生和会グループの2病院とSDX研究所、株式会社Pleapが共同で進める、リハビリテーション分野に特化した生成AIソリューションについてご紹介します。

 このプロジェクトは、音声認識技術とAIを活用し、リハビリテーション病院における診療録の記載を効率化することを目的としています。特に、リハビリテーション分野に特有の用語を正確に診療録に反映させるため、専門性の高い学習モデルを開発し、生成AIによる自動化を図っています。
 従来、臨床現場では、患者様のリハビリ状況や経過を治療後に詳細に記録することが求められており、これにかかる時間と労力が医療従事者の負担となっていました。しかし、このソリューションを利用することで、治療後には診療録が既に完成に近い状態となり、簡単な修正で完了するプロセスを実現します。今後、このソリューションはグループ内のみならず、広くリハビリテーション病院全体に応用可能であり、業務負担の軽減と医療の質の向上に寄与することが期待されています。

 本講演では、プロジェクトを進める中で直面した課題や工夫についてもお話しします。
 
 
 講演者プロフィール  
 医療法人生和会グループの岸和田リハビリテーション病院に2016年に理学療法士として入職し、主任や科長を歴任しました。2021年には同法人のSDX研究所に研究員として参画し、2023年からは所長としてDXの推進を通じて、リハビリテーション分野における新たな価値創造に取り組んでいます。

学歴:
畿央大学大学院で修士号取得、京都大学大学院博士後期課程で研究指導認定。

受賞歴:
2019年:第31回大阪府理学療法学術大会 優秀賞
2021年:crQlr Awards 2021 Showing Perspective of Co-creation Prize
2024年:PM Award 最優秀賞

主要論文:
・Omon K, et al. 「Virtual Reality-Guided Dual-Task Body Trunk Balance Training in a Sitting Position Improved Walking Ability Without Improving Leg Strength.」 Prog Rehabil Med 4. 20190011, 2019
・大門恭平. 「社会参加と精神機能」 地域リハビリテーション. 2018. 13. 4. 289-294





【PM Award 2024における  Large 部門 最優秀プロジェクト賞】
 プロジェクト名:SOP(Seiho Open-Innovation Project)~企業年金の制度管理事務における生保共通プラットフォームの構築~
 プロジェクト実施主体:企業年金ビジネスサービス株式会社(Corporate-pension Business Service:CPBS)
 講演者:企業年金ビジネスサービス株式会社 情報システム部長 原嶌 努(はらしま つとむ) 様



 講演概要  
 本講演では、企業年金ビジネスサービス(CPBS)がプロジェクトオーナーとして9年間かけて取り組んだ生保企業年金統合プロジェクト(SOP)をご紹介します。
 SOPは、2つの陣営に分かれて運営されていた生命保険会社における企業年金の制度管理事務・システムを集約・統合し、生命保険会社7社の共通プラットフォームを構築したプロジェクトです。お客様サービスの一層の向上に加え、競合会社間での「非競争領域」においてオープンイノベーションの実現による生命保険業界共通のコスト効率化、「人生100年時代」における企業年金制度の安定的かつサステナブルな運営が可能となる事業基盤の実現を目指しました。
 講演では、様々な苦難を乗り越えSOPをやりきった今、プロジェクトを通じて得た“学び”などもご紹介します。
 
 
 講演者プロフィール  
 1993年 日本生命保険入社。日本生命保険、ニッセイ情報テクノロジーにおいて、厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金など企業年金全般にわたるシステム開発、金融機関向けの各種ITサービス事業展開、オフショア推進等を経て現職。
 現在は、SOPを終えてスタートした生保7社事務運営の安定的なサービス提供に向けたIT推進、ナショナルインフラを担う立場として次なるステージに向けた事業・サービス展開の検討などに取り組んでいる。





式町講師