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3.講演内容・講師プロフィール
【講演No.9】荒金 英樹(あらがね ひでき)様 〔愛生会山科病院 消化器外科部長、京介食推進協議会 会長〕
手術室から踏み出す京のまちづくり
リアルタイム配信
日時
2024年11月10日(日)14:00~15:00
講演概要
日頃は京都の市中一般病院の奥の奥の手術室で主に消化器がんの外科治療に従事しながら、入院患者さんの栄養療法を院内の多職種とともに担当しています。
点滴や胃瘻と言った「人工栄養」を活用しながら様々な疾患の治療の下支えをする中で「口から食べる」ことの重要性、その難しさを実感するようになりました。そして手術室、病院を飛び出し京都の伝統食産業や医療の枠を超えた多方面の方々の力もいただきながら、「いつまでも口から食べられるまちづくり」の課題に取り組んでいます。
その活動の中で医療と産業連携の課題、医療の目指すものは何か、人生の終焉の迎え方など多くの課題がみえてきました。
「食べられなくなること」は視聴者の皆様にも必ず降りかかる問題であり、医療にお任せではなく、京都の活動を通じて皆様自身が食べることを支えるまちづくりへの参加を考えていただく機会になればと願っています。
講演者プロフィール
1966年 神奈川県出身
1992年 京都府立医科大学医学部医学科卒業
市中病院、大学病院等の勤務を経て2000年より現在の愛生会山科病院 外科勤務。
2010年 京都府、滋賀県で栄養治療、食の支援にかかわる医療介護職が集う有志の団体「京滋摂食嚥下を考える会」を設立。食を支える地域連携体制の整備に取り組む。
2019年 食を支える医療と食産業の連携を目指した「京介食」ブランドを設立。その管理団体「京介食推進協議会」の会長に就き、医療と産業の在り方、食を支えるまちづくりに取り組んでいる。